モコチンチってご存知でしょうか?
何を想像しました?笑
モコチンチ(Mocochinchi)とは
日本人の私たちが聞くと『え、なんだかちょっと…///』な名前ですが…
実は、ボリビア人にとっての国民的飲料。
日本で言う緑茶みたいな?
モコンチンチと呼ばれる事もあり、黒砂糖、シナモン等の香辛料、茹でた干し桃を煮て作られます。
ボリビアの屋台や道端など色んなところで売られており、注文するとバケツからすくってコップに注いでくれるスタイルが多め。
桃を入れるか入れないか選べることもあり、それにより値段が変わったりしますが、道端であれば通常30円くらいで飲めちゃいます。
モコチンチってどんな味なの?
気になるモコチンチの味ですが、人によって感想が違うのです。
何故なのか・・・
初めて私が飲んだモコチンチはコチラ↓
サンフランシスコ広場(マヨール広場)の露店にて買ったモコチンチ。
唐揚げ?とポテトの下に・・・モコチンチ!!
気になるモコチンチのお味は…
薄〜い梅ジュースに「お薬飲めたね」リンゴ味を混ぜた感じ。笑
『美味しくも不味くもない』というどっち付かずな味(笑)
しかし、別の場所で売られていたモコチンチを飲んでみると…
美味しい!!!
甘くてゴクゴク飲めちゃう味!
そう、買う場所によって味が違うのです。
調べたところによると、『お薬飲めたね味のモコチンチ』の方が本物とのこと…。
ラパスとウユニにて合計3度モコチンチを飲みましたが、3回中2回が「お薬飲めたねモコチンチ(本物)」でした^^;
うーん、国によって味覚が違うってやっぱり不思議・・・
モコチンチが国民的飲料となった経緯
遡ること2012年7月、当時のボリビアの外務大臣が
資本主義の象徴であるコーラなんて飲むのをやめようじゃないか!
ボリビアにはモコチンチがあるじゃ無いか!
と言ったことで国民的飲み物になった。とかそうじゃ無いとか…
その発言が原因かどうかはさておき、その発言は本当に言ったようで、
他にも
「マヤ暦の終わりである12月21日にて資本主義も終わりを迎え、そして共同体主義が始まる。この日をもちボリビアからコーラを追放し、モコチンチ始まりの日とする」
という、まぁかなりブッ飛んだ発言もしたと。
国を代表する人の発言とは思えない(^_^;)
さすが南米。
実際、アメリカとボリビアは仲が良く無いようで。
数年前にも、ボリビアの大統領モラレスさんの反アメリカとも思える発言がニュースになっていました。
ついでに言うと、世界中で見かけるマクドナルドはボリビアにはありません。
以前はあったものの2002年に撤退しました。
理由については
「ボリビア人の食文化にファーストフードが合わなかったから」
というのが表面上の理由の様ですが、本当は「ボリビアの資本主義排除の方針から撤退せざるを得なかった」から、だったとか。
事実、ボリビアの店舗では赤字が続いていたそう。
マクドナルドが赤字!?と驚きですが、考えてみれば物価が安いボリビアで、マクドナルドは高級品になってしまうので仕方ないのかもしれません。
ボリビアへ行ったらモコチンチを飲んでみよう
いかがでしたでしょうか。
『モコチンチ』と言うネーミングにも慣れたでしょうか?笑
ボリビアを訪れた際は、ボリビア飲料モコチンチを是非。
日本でモコチンチを飲める機会は、なかなかありません。
それに日本で「モコチンチ」なんて連呼したら、周りから白い目で見られてしまいます。
ボリビア滞在中に「モコチンチ」を連呼してから帰国しましょう。
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