台北に訪れる人の多くがセットで訪れることの多い「十分(十份)」と「九份」。
この２つを1日で台北から回る場合のアクセス方法を紹介します。
料金の通貨は元(ニュー台湾ドル)で書いていきます。
台北からのルート
まず、どの順番で訪れるのが良いのか。
以下の地図を見ると分かる通り、台北から東に行くとまず十分(紫ピン)が、そのさらに東に九份(黄ピン)があるのが分かります。
十分の十分瀑布という滝は17時（6〜9月は18時）に閉館してしまう上に、九份は夜の景色が綺麗なので「台北→十分→九份→台北」の順番に行くのが良いでしょう。
この記事では台北→十分のルートを説明して行きます。
後半の十分→九份→台北のルートは次の記事で。
台北から十分の行き方
台北から十分へは、鉄道・バス・タクシーの３つの方法があります。
多くの観光客が利用する手段が鉄道となります。
値段や時間もそれぞれ違うので、自分の旅のスタイルと相談して決めましょう。
鉄道
台北にはいくつかの種類の鉄道がありますが、ここで利用するのは「TRA（台鐵）」。
まずは台北駅から瑞芳駅へ行きます。
切符は窓口で買うことができます。
紙やスマホに「台北→瑞芳→十分」と書いて見せるとスムーズ。
十分の後に九份へ行くのであれば、往復でなく片道切符を買いましょう。
自動券売機の場合は台北駅→瑞芳駅しか買えないので、瑞芳(ルイフォン)駅で十分までの切符を買う必要があります。
台湾のICカード悠遊カードを持っていれば、これだけで電車に乗れてしまうので便利です。
台北駅→瑞芳駅へは電車の種類がいくつかあり、速い順に
・普悠瑪：最も速い。全席指定席。76元(約280円)
・自強：指定席か立ち乗り。76元(約280円)
・莒光：指定席か立ち乗り。59元(約215円)
・區間快：自由席で快速電車。49元(約180円)
・區間車：自由席で各駅停車。49元(約180円)
この5種類あります。指定席はすぐに売り切れてしまうので、どうしても座りたい人は早めに取りましょう。
面倒くさい人は下２つの列車を利用するのが良いかも。
そこまで時間も大きく変わりません。
瑞芳(ルイフォン)駅行きは４番線から出ています。
瑞芳駅についたら3番ホーム（３月台）へ乗り換えます。
平渓線に乗り換えるのですが、この駅で降りた人のほとんどが平渓線への乗り換えなので、人の流れに付いていけば大丈夫。
ここから十分駅への電車は1時間に１本しかありません。
無事に電車に乗れたら、あとは十分に着くまで窓から見えるのどかな景色を楽しみましょう。
・時間：1時間15分〜2時間、17元
| ・値段：66〜93元（約240〜340円）
・時間：1時間15分〜2時間 |
バス
バスといっても台北駅から直接出ている訳ではありません。
まずは地下鉄(MRT)で木柵(ムーヂャー)駅へ向かいます。
駅に着くと、路線バスの停留所案内があるのでその通りに進み、795番のバスに乗りましょう。
バス停はこちら↓
バスに乗る前に、運転手さんに十分で降りたいことを伝えておくと安心。
「十分」は中国語で「シーフェン」と言います。
バスの乗車時間は1時間ほどで、地下鉄などその他の移動時間も含めると90分ほど。
台北→木柵のMRTが30元、十分までのバスが45元。合計75元(約270円)です。
| ・値段：75元（約270円）
・時間：1時間半ほど |
タクシー
少しでも時間を節約したい人はタクシーがオススメ。
時間スムーズに行けば40〜50分で、電車などと違い乗り換えもないのでラクです。
長距離を走るため、料金交渉をしてから乗ることをお勧めします。目安としては1200元ほどです。
| ・値段：約1200元（約4400円）
・時間：約40〜50分（時間帯によってはそれ以上） |
まとめ
節約重視で行く場合は電車(自由席)で行くのが良いでしょう。1番オーソドックスな方法にもなります。
旅慣れていて電車からバスへの乗り換えに自信がある人は、バスに揺られながら行くのも良いかもしれません。
時間が無い人や、乗り換えなどを考えずに行きたい人はタクシーがお勧めです。
